フィンランドの男女の平等

みなさん、こんにちは。
ブログ第170弾です。

新しい年を迎え、早くも10日が経ちましたが
そんな中でコロナの影響が増すばかりです。
東京だけでも2000人を超え、
全国でも7000人を超える有様です。
先週は一都三県に緊急事態宣言が発動され、
また、我々の環境も大きく変わろうとしています。
社内でも少しでも軽減するよう、
いろいろな処置を取らせてもらいました。
100年前のスペイン風邪も3年くらい続いたようです。
まだまだ油断ができない状況ですね。

さて、先週も週末には息子達と近くの公園に行き、
サッカーの練習をしましたが、
今回は珍しく、妻と娘も参加しました。
娘は中学1年生でバレーボール部に所属しているので、
バレーボール用のボールを持参して、こちらの練習にも付き合いました。
久しぶりにやると、けっこう腕に響きますね~
痛さが残ります。
久しぶりにやりましたが結構できるんだなぁと思いました。
最近はかなり冷え込んでいるので
朝は相当辛いですが、また付き合えたらと思います。

そんな、公園までの移動中にラジオを聞きながら走っているのですが、
面白いニュースがありました。
男女雇用機会均等法についてなのですが、
フランス政府がパリ市に対して、
パリのある管理職のポストで16人中、11人が女性だとして
約1100万円の罰金を命じたそうです。
パリ市全体の管理職は男性52%女性48%のようです。
日本では考えられないことですね。

その後の話では、フィンランドでは男女平等が進んでいるようです。
女性の大統領(2000年)が出たり、
また当時、女性首相(まだ歳は34歳だったそうです。)が出たりと
1970年には政治家の20%が女性だったそうです。
また2015年には42%で、日本は9.3%と歴然の差がついております。
さらに1990年にはフィンランド銀行のトップに女性がついたり、
大学のトップ、政治家の議長が女性だったりとかなり進んでいるようです。
その中身を聞くと、16歳の学生の時、夏休みが1ヶ月あり、
その時には大体アルバイトをするそうですが、
中身はアルバイトではなく、正社員の代理として働くそうです。
フィンランドは人口が550万人しかいないので、総活躍ではありませんが、
みんなが同じように働くことができるシステムが必要のようです。

同じ経歴、同じ実力があれば、
差をつけてはいけないという価値観もあるそうです。
女性というよりは一人の人として生きていくそうです。
そんな話を聞いて一瞬すばらしい話だな、
平等ですばらしいなと思いながら、
ではこれを行う事でどういった良い結果をもたらしているのか?
気になりました。

先ほども申し上げたように、人口は550万人、
シンガポールと同じくらいの人口で、小さな国ですが、
一人当たりのGDPは2019年時点で15位でした。
また最近聞くランキングでは世界幸福度ランキングにおいて、
フィンランドは3年連続一位だそうです。
世界幸福度ランキングは、それぞれの国での世論調査をもとに、
以下の6つの要素を加味して算出されます。

 ・人口あたりのGDP
 ・社会支援の充実度
 ・健康寿命
 ・人生における選択の自由度
 ・社会における寛容度
 ・腐敗に関する認識度

日本はと見ると62位だそうです。
GDPや健康寿命は高いと思いますが、それ以外では低いのかも知れません。
男女平等だけで、幸福度ランキングへの寄与がほとんどだとは言いませんが、
他の国と比べるとかなり寄与しているのかもしれません。
こう言った男女雇用機会均等法の話から、
それがどういった良い結果を生み出しているのか
仮説として結びつけようとすることは良い事だと思います。
そうでなければ、ただ良さそうだからこれをやってみよう。
他社がやっているからやってみようと、
必ずしも結果に結びつかないかもしれません。

今回はラジオで男女雇用機会均等法の進んでいる国を聞いて、
ではその国が結果として何が優れているのか、
その国民達は何を得ているのかを知る事ができました。

会社運営もそれに近いモノだと思います。
意識しながらまた頑張って行きたいと思います。

ではまた来週お会いしましょう!!

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