2023年最初のブログ

皆さん、新年明けましておめでとうございます。
昨年も大変お世話になりました。
今年は更なるご愛顧を賜れればと思います。
よろしくお願いします。

2023年最初のブログですが、
何を書こうかあれこれ考えていましたが、
今回は『パッション(情熱)』について書こうと思います。

去年、4月に日本人の新入社員が20名と
外国籍の新入社員7名が入社しました。

見ていると、比較的日本人の新入社員は大人しく、
外国籍の新入社員は積極的に、私にいろいろなことを質問してくれた事を覚えています。

『もっと海外に売って出ないのですか?』
『奥さんとはどこで知り合ったのですか?』など、

率直な質問をしてくれました。
(そう言いながら、日本人の新入社員も2回目のセッションの時は、
『M&Aって何ですか?』など質問をしてくれました)

『外国籍の新入社員は、元気が良さそうですね。』と私が言うと
人事担当者は

『社長、当たり前ですよ、海を越えて日本に来ているんですよ。
覚悟が違いますよ』

確かにそうかもしれません。
日本人でも海外に留学したりして、自分を高めようとしている人は
意識が高いかもしれません。

そして日本人は見つけ方を知らないだけかもしれません。
少しその辺りの意識に興味があったので、色々と調べてみました。
そうするとアジアのグローバル人材という題目でのセッションがあり、
講師の方が

『アジアへ行くと良くバイクに乗っている人々を見かけますよね?』
『あれは何をしていると思いますか?』

という質問がありました。
確かに私も何年か前に行った時に、バイクの交通量を見て驚いたことがあります。

『あれは、ただバイクに乗りたいからで、あてもなく乗っているだけなんです』

私は『えー、嘘でしょ』と思いましたが
その講師は続けて

『理屈ではなく、まさにパッション(情熱)なんですよ』
『それがアジアの国々の人たちの原動力になっているんですよ』

と言っていました。
私はバイクに乗っている理由はさておき、『なるほど!!』と思いました。
なぜそう思ったかと言いますと、
本田技研工業の創業者の本田宗一郎さんが、まだ静岡浜松の町工場の時代から
みかん箱か何かの上に立ち上がって『本田は世界一を目指す!!』
これはまさに『パッション(情熱)』のなにものでもないですよね。
ソフトバンクの孫さんも昔の映像を見るとそんな感じでした。
孫さんは『心意気』だと言っていました。

段々と、理屈だのなんだので、我々は自分にブレーキをかけ始めたのかもしれません。
もちろん会社ですから潰れては意味がありません。
だから、本田技研さんもアクセル役の本田宗一郎さんがいて、
ブレーキ役の藤沢武夫さんがいました。

『パッション(情熱)』は『ハングリー精神』だと言う方もいますが、
時代が豊かになり、中々『ハングリー精神』と言っても難しい時代になっていると思います。
以前も書きましたが、香港の民主化デモで20代の若者が世の中に対して訴えていました。
その若者たちを見て『ハングリー精神』ではなく、『社会性』だと言っていました。
私もそのように感じました。
飢えからの変革ではなく、社会に対して何かを感じ、そして疑問を持ち
そして世間に対して変革を訴えていく。
まさにそんな時代だと思います。

国連に居た、緒方貞子さんの『熱い心と冷静な頭』
渋沢栄一さんの『論語と算盤』にも通じる話かもしれません。

私は改めて、『情熱』を持ちながら、しかも訴え続けながら
且つ、冷静な頭を持ちながら
2023年を頑張りたいと思います。

では、今年もよろしくお願いします。

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