永く続ける

みなさん、こんにちは
ブログ第308弾です。

まだ暑い日が続きますが、だいぶ秋空になってきたような気がします。
また、朝も少し涼しくなってきたような気がします。
11月まで夏日が続くような報道もありましたが
少し季節の変化を感じられてよかったです。

先週は、ある会社さんの方とお会いしました。
元のオーナーさんは4月に突然亡くなられて、
まだお若いこともあって、突然の環境変化で大変だったかと思います。
代わりに社長になられた方、元の社長の息子さんとご一緒していて
何度も亡くなられた方の話題や、今すぐそこにいるかのような話に
やはり、素晴らしい人物、社内でも本当に慕われていたと
感じることができました。
その社長さんは、
『自分が親代わりで、この息子が社長になるまでしっかりと頑張るが、
その後どうするか?は、その時本人が決めることだろう』
と仰っていました。
このような素晴らしい幹部の方がいて、
またその息子さんが成長するまで頑張る、
微笑ましくもあり、羨ましいと思う気持ちもありました。
こう言った会社さんが成長し、生き残っていくのだろうと思いました。
私ももっともっと頑張られねばと思う瞬間でした。

さて、先週は世界一受けたい授業を見ていて
作詞家の松本隆さんが出ていました。
50年以上作詞家を続けられていて、ヒット曲2000曲以上だそうです。
懐かしい歌もあり、最近の歌もあり、
また、最近の人気バンドが松本先生の作詞を参考にすると言った
50年以上も続けられていて、今なお、存在感を発揮されている
すごい方だと思います。
やはり、時代の流行などあり、
単に人間の心に刺さると言っても本当に難しいと思います。
ご本人も
『作詞をするとき95%のフィクションと5%のリアルを入れている』
作詞されたほとんどが未経験のものばかりとも仰っていました。
聞いていると遥か遠い先に先生に見えるものがあり、
そこに対して常に探求しているから、時代が変わろうと
新しいものを生み出し、永く続けられているのだろうと思いました。
また、私が言うのもなんですが、非常にシャイな方で
ある意味ピュアな方なのかもしれません。
だから常に続けられたのかもしれませんし、
その人柄故に、周りに信頼できる方が多いのかもしれません。
番組の中で先生は
『初めてのモノっていいですね〜』と
純心に満ちた顔で仰っていました。

少し、話はそれますが、
私が今読んでいる本で東芝再建時に改革の会長として参加された
土光敏夫氏は

「計画とは将来への意思である。
 将来への意思は、現在から飛躍し、無理があり、
 現実不可能に見えるものでなくてはならない。
 現在の延長上にあり、合理的であり、
 現実可能な計画はむしろ『予定』と呼ぶべきだろう」

私はこの言葉を読んで『はっ』としました。
『計画が未来の予想ではなく、将来への意思』
という言葉は、理解していたのですが、
『現在から飛躍し、無理があり、
現実不可能に見えるものでなくてはならない』
とは理解しておらず
『計画』と『予定』が明確に理解できていなかったと反省しました。

松本先生の『初めてのものっていいですね』
これはそれまでに常に新しいものにチャレンジし
乗り越えてきたから言える言葉ですね。

『永く続ける』
言葉だけ捉えると『現在の延長』のように捉えられがちですが、
不可能なようなことに常にチャレンジしてきたから
『永く続ける』ことができたように教えてもらったような気がします。
話は最初に戻りますが
先ほどの方達も先代がなくなり、
新たな体制になってもチャレンジしているのですね。
ましてや、あの結束力!!
どんな難題でも乗り越える力!!
『永く続ける』とはそのように感じた週でした。

それでは、また来週お会いしましょう!!

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