新たな出会いによって学んだ事

皆さんこんにちは。
ブログ第189弾です。

先日、息子から質問がありました。
なになにと振り向いたら、
私のお気に入りマンガの一つスラムダンクを持っていました。

バスケの質問をされても分からないなぁと思いきや、
バスケの質問ではなく、その中で登場していた
魚住という背の高いプレイヤーが発言した言葉でした。それは
「父さんここに『はらたいらさんに3000点』って書いてあるけどどういう意味?」
私は思わず笑ってしまいました。

一応、昔テレビでクイズダービーというクイズ番組があって、
はらたいらさんという人がが正答率が良く・・・etc
などと説明しましたが、私の説明が悪かったのか
息子はピンときていない顔をして、去っていってしまいました。

世代の違いと、説明の難しさを感じてしまいましたが、この違いが世代以外でも
文化であったり、歴史であったりと
要因があると思われるので、
楽しめるようにして行きたいです。

さて、先週も業界で活躍されているある方にお会いする機会がありました。
その方は小売りで長年物流だけでなく
マーケティングなども携わり、活躍されてきました。
今、ITや飲料メーカーの顧問をされていて、
どれも業界でNo.1ないし、2の会社の
物流子会社の社長をやられたりと活躍されてきたそうです。
皆さんもご存知の日本一お金持ちの社長さんからも
日本で唯一物流を知っているのはこの人だと言わしめたそうです。

経歴もたしかにすごいのですが、
お話を聞くと、哲学や仕事のアプローチに驚かされました。
競争力を変えるには社内の文化を変える必要がある、
社内マーケティングが必要、
そしてそのボトルネックがほとんど
社内風習であったり、No1ないし大手だからこその
エゴでなかなか身動きが取れないというお話でした。
また、すべての現状を仕分けし、整理する事で、
社内を人々に理解しやすくし、動きやすくする、
これが社内マーケティングで
結果、社内が強くなり、商品も強くなり、
競争力も出てくるというお話でした。

この方は大手からの引き合いも多いですが、
どちらかというと、オーナー色の強い会社を
お手伝いされている傾向にあると感じました。
また、大手でも役所のような会社には行かない。
と自分の経験を生かした意思をしっかりお持ちの方でした。
恐らく社内改革が進み辛く、同じ行動を起こしても
響き辛いという事なのでしょう。

また、爽快だったのが、
物流コンペなど意味がない、
既定からいくらさげるなど、意味がないと仰っていました。

裸になってしまうかもしれないが
しっかりと構造を分析しながら継続できるような物流会社との関係が必要と言っていたのと
小売り時代にその小売りさんは世の中の認知度が98%あったので
広告宣伝費をかけても意味がないと思い、
百数十億円あった広告宣伝費をほぼカットしたそうです。

そんな改革をした為に、広告代理店さんから刺されるのでは!と思っていたと
冗談をいっていたので、ユーモアのセンスも抜群でした。
ですが、こう言ったところも日本的な馴れ合いだけではなく、
まずはしっかり目的、目標があって、そしてその今までも含めて行っている行動に
本当に意味があるのか?まさにROIの考えだと思います。
確かにこのような考え方は役所のような大手企業では通用しないかもしれません。
この話を伺えた時に、さらに身の引き締まる思いでしたし、
自分自身も意味のない行動、費用対効果の薄い行動を行っていないか?
再度考えたいと思いました。

そのときは、その方のお話だけを聞く形になってしまったので
次回はまたチャンスがあるときは、私の会社の考えややってきたことを
シェアさせてもらえればこの上ない喜びです。
また、次回お会いできる日が楽しみです。

もちろん日本的なことも十分承知な上で、
このようなパフォーマンスを発揮されることに本当にリスペクトしました。

先週はそんな出会いがありました。

ではまた来週お会いしましょう!!

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