秋の面談スタート

みなさんこんにちは。
ブログ第207弾です。

先週、弊社会長とみんなで話をしていて、
私が南日本入り奮起している当時の話をしてくれました。
当時私は、現場の管理職になりたいと当時社長である会長に直談判していましたが
会長からは『現場を知ることではなく、現場を理解することが大事』と教えを受けました。
当時はあまり理解できませんでした。

前回の『居場所』の話ではありませんが、
恐らく当時の自分は自信がないので、現場にいたという実績をつくり、
「現場に『居場所』を置いていた」
という実績が、自分の自信のなさを払拭してくれると
勘違いしていたのかもしれません。
その話をされた時、私も思わず苦笑いしました。
その時、自分の心情としては
素直に笑えた時に、自分自身、少しは成長できたのかなと思いました。

そんな思いの中、秋の恒例の面談がスタートしました。
3人ほど、面談をしましたが
驚いたのが3人とも新たに資格を取りたいと言ってくれ、
どれだけ意欲的かと感心しました。
その中のひとりは、資格2個取得の目標を私に言ってくれ、
素晴らしい取り組みだと思います。
会社として是非、応援したいと思いました。
そんな面談の中、
『自分には知識や経験がないから』という発言をされていました。

正直言うと、私はその言葉があまり好きではありません。
もちろんその社員が、知識や経験の足りなさを
逃げの場にしているわけではないことは、良く分かっています。
しかし、ある目標や理想像とのギャップに知識を経験の足りないと聞いてしまうと、
やはり違和感を感じてしまいます。
言葉尻だけ捉えてしまうと、知識や経験は飛び込めば
すぐに習得できると思ってしまうし、思いたいからです。

ですので、その社員には、
「確かに知識や経験が足りていない部分があるかもしれませんが
その理想像に向かっている途中ですよね。」
という言葉を送り、まさに行動を起こしている途中であるということを
一緒に再認識させてもらいました。

なぜ、そこにこだわるかと言うともうお気づきだと思いますが、
私自身がいつも知識や経験に逃げていたからです。
結果や行動ではなく、可能性に生きていたから
『行動を起こせば自分でもできるんだ』
だから当時の私のように、現場経験をしたいと言うのも
自分に箔をつけたいだけだったかもしれません。
あれだけすごい父親がいますので能力も経験も勝てるわけがありません。
ですから、当時の私は自分の居場所を見つけることに必死でした。
父は創業者ですから、最初から社長です。
現場経験をすれば、少しは自分の居場所を見つけられると思ったのかもしれません。

もう一つ面談で話をしたのが、
会長は百戦錬磨ですから、独特の感性をお持ちです。
そうすると色々とディスカッションしている中で自分は常に一般常識でしか
太刀打ちできる術がありませんでした。
自分に何もないと感じていたからです。
しかし、今は当時よりは当然、自分にもそれなりに自信が芽生えてきましたし、
それなり自負も出てきています。
有難い話です。
面談でみなさんの話を引き出し、会社を良くすることが面談の目的ですが、
今回は(今回も?)みなさんとの会話のやり取りで教えてもらい、
また、懐かしいことも思い出させてくれました。

先週はそんな1週間でした。

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