自分の意志

みなさん、いかがですかお過ごしでしょうか?

ようやく緊急事態宣言も明け、
テレビを見ていても飲食店や街にも活気が湧き、笑顔が溢れている様子を見て、
やっと動き出したように感じました。

テレビで専門家の方が言っていましたが、感染者数も東京が300人を切るようになって、
ワクチンの効果もあるのかもしれません。
ですがやはり、人々が危機感を持ち始め、手洗いを初めとする
衛生管理をしっかり行われたことが大きな要因だと私は思います。
もちろんワクチンも大きな役割を果たしていますが、やはり、
地道な努力が大きな役割を担うのだと改めて思いました。
今後飲食店が再開しても同じように気をつけるだけで、
これからの展開が大きく変わっていくと思います。
私も今までですとあまり衛生管理をしっかりとしていなかったところもあるでしょう。
これからは、しっかりと管理することで経済にも貢献できればと思います。

さて、話は変わって、先週はいつも通っている英語学校のコンサルタントの方が
会社を辞めてしまいました。自分で事業をされると言うことで、
残念ながら最後のセッションだったのですが、その時に本を頂きました。
その本のタイトルは『人生はZOOっと楽しい』と言う本でした。
いわゆる自己啓発の本で、偉人たちの名言を動物と文字って、学べる本となっていました。
すでにこの関連の本は5冊ほど出版されているようです。

少し私からご紹介すると、
第一発目は織田信長の言葉で
『飛ぼうと思う者だけが飛べる』
私自身、織田信長のファンの一人ですが、初めて聞いた言葉です。
言葉自身はシンプルですが、すごく意味深い言葉だと思います。
まさに自分にはできると思った人だけができると言うことですね。
周りに反対されても、本当にそう思った人がいつの世もイノベーションを起こしていると思います。

先日、テレビ番組で日清食品さんが放映されていました。
戦後の何もないところから
手軽で美味しいチキンラーメンやカップヌードルを世に出されました。
今となっては当たり前ですが、当時からすると画期的なイノベーションで、
その後に宇宙食にもなったくらいです。
創業者の安藤百福さんの名言にもありますが
『目標を持ったらあとは執念だ』
『事業を始めるとき金儲けをしようという気持ちはなかった』
このような商品が出たら、世の中で喜ぶ人がたくさん増えるだろう的な発想だったと推察します。
まさに目の前のことではなく、使命感を持ちながらご本人には見えていた、
まさに『飛ぼうと思う者だけが飛べる』の実例だった思います。
そして結果的に世界でも有数の企業になられました。

また、テレビを見ていて面白かったのが、
2代目の社長に代替わりしたときは、『カップヌードルをぶっ潰せ』が合言葉で
創業者とも相当喧嘩もされたようです。

カップヌードルは素晴らしい商品でしたが、一本足ではと危機感をお持ちだったようです。
私が知る限り、非常食にも常備食にもなっているカップヌードルですら
『カップヌードルをぶっ潰せ』、
要は新しい商品を生み出せと言うことなのでしょう。
ですからそのあとも、焼きそばの『UFO』が出たり、『どん兵衛』が出たりしたのでしょう。

今は3代目の方が日清食品の社長は現社会の問題点に着目して、
味は変わらないが糖質やカロリーが半分になっているなど、
現代に合わせた商品をどんどん世に送り出しています。。
面白いと言っては失礼ですが、創業者の時代、二代目の時代、
カップヌードルならぬカップライス(メシ)を導入していましたが撤退だったそうです。
私も食べたことがあってシーフードのライスは好きでしたし、
手軽だし、美味しいから売れると思うのですが、ダメだったそうです。
現在3代目の方がチャレンジしたカップライス(カレーメシ)などは売れているそうです。

しっかりとコンセプトや時代のニーズを察知しての満を辞してのようです。
やはりどんなに良いモノでもタイミングが必要であるということを我々に教えてくれた気がします。
どんなに良い発言でもタイミングを間違えてしまうとえらいことになってしまったなど、
誰でも経験があると思います。
今回のブログはコロナも織田信長の話も、そして日清食品さんの話も
どんな状況であろうとも常に『自分の意志』をしっかり持っているとうことだと思いました。

コロナでも確かにワクチンは有用ですが、やはりそれぞれの人々がしっかりと気をつける
『自分の意思』が大事です。

織田信長の『飛ぼうと思う者だけが飛べる』という言葉も『自分の意志』です。
そして日清食品さんもこれだけ好調で世の中に定着した商品を持っていても
時代の変化によって、『本当にこれで良いのか?』と言うご自身の『自分の意志』を
お持ちなのだと学ばさせて頂きました。

私も周囲に踊らされることなく、
しっかりと『自分の意志』で仕事もプライベートも歩んで行けたらと思いました。

先週はそんな1週間でした。

ではまた来週お会いしましょう!!

目次