ハングリー精神と社会性

みなさん、こんにちは。
ブログ第223弾です。

土曜日の休みの日に、娘を駅まで車で送って行ったら、
『授業の後、部活があって、その時にお父さんのブログに書いてあった
コミュニケーションの方法について、参考に使用させてもらおうと思っている。
結構良いことが書いてあった』と
『若干上から?目線的な感じでゴメンね〜笑』
と言われました。
娘が活用してくれようとしていることに非常に嬉しさを感じたことは元より、
結構読んでくれていたことに嬉しさ極まりないと思いました。

いつも『それって良さげだよね』と私が言うと
『何その良さげって?』と小馬鹿にされていますが、
改めて良い距離感を保っているのかなぁと思いました。

なにはともあれ、参考にしているようなので、
私もしっかりと実績を作れるようにさらに頑張っていかなければと思いました。

さて、今日は『ハングリー精神と社会性』と言うお話をさせて頂きたいと思います。
以前、香港でおこったストライキのニュースをテレビで見ていたときに、
今の若者は『ハングリー精神が少ない代わりに社会性を求めて行動を起こす』と
言っていました。
なぜかそのときの言葉が、私の頭にすごく残りました。
そこで『社会性』と言う言葉を調べてみると

『他人との関係など、社会生活を重視する性格、また社会生活を営む素質、能力』

と書いてありました。
私は世の中を生きていく上で『大義』とか『貢献』のような
言葉が浮かび上がりました。

ハングリー精神は言わずと知れて、皆さんは良くご存知だと思います。
ハングリー精神で言うと
私の親世代は戦後間も無く、食べ物も乏しい時代でした。
食欲をはじめとする欲に対して旺盛な方が多かったと思います。
だから戦時中、戦後の時代を生きた方が今の大きな会社を作り上げたことは皆さんも
ご承知の事でしょう。
私も小さい頃は、すでに食に関しては不満なく育ててもらいましたので
よく、「ハングリー精神が足りないから、
商売に対しても厳しさが乏しいのではないか」と心配されていました。

私も社長を引き継いでから7年が経ちましたが、
もちろんハングリー精神は親の世代と比べたらほとんど希薄だと思います。
正直、お金の苦労をしたこともありません。ありがたいことです。
しかし、そこそこ今のところやれているのは
先程の『社会性』イコール『大義』や『貢献』の意義のような気がします。
私は当然、親から受け継いだ身で、
受け継いで会社を成長させ、さらに次の世代に引き継いでいくことが
親への恩返しだと思っています。
まさに私の原動力です。

もう私も若い世代ではなくなりつつありますが、
今の世の中、この社会性を求めている若者が多く隠れているのかも知れません。

私も翌年の新卒採用の子と面接をすると
ずいぶん『フードロス』『鮮度維持』に対する関心も
増えてきているように感じています。

それについて貢献したいという言葉を何度か耳にしました。

豊かな時代になったからこそ、自分の人生の意義や貢献など
存在意義、まさに単なる自分の居場所ではなく、世の中に貢献する
自分の居場所を探し求められているように感じます。

江戸時代の文献でも『今時の若いものは〜』と
書いてあるようですが、
時代時代で、しっかりと若い世代の方達も一生懸命生きているのです。

今後、SDGsなどますます社会性が求められてくると思います。
若い世代の方がよっぽどそこをしっかり認識しているのかも知れません。
今度はこう言ったテーマで若い子たち話がしてみたいと思いました。
うちの娘はもう少し大きくなってから、聞いてみようかなと思いました。

先週はそんなことを考えさせてもらった週でした。
では皆さんまたお会いしましょう!!

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